再び趣味の世界へ

ヲタク人生を振り返る。
今日は第二部ということで、いってみたいと思います。

さて、中学時代にヲタク脳が目覚めるも
いろいろな事情でフェードアウトしてしまった私ですが、
一度目覚めてしまうと完全に忘れ去ることは難しい。

ヲタク人生第二部は、大学浪人時代にスタートしました。

ろくに勉強もしてないくせに、
センター試験で適当に名前を知っている大学を受験して
どこかしら受かったつもりで、さっさと上京したら
なんと全滅していて行く学校がなかった
というバカ丸出しの事件を乗り越え、私は都内で浪人生活を送ることになりました。

しかし、高校時代が人より長く、それなりに遊びつつも
鬼のようにバイトをしていて貯金がたんまりあったため、
上京・上京後の生活費などで親に金銭面で世話になることが全くなかったうえに
両親二人とも放任主義で特に期待もされていなかったので

プレッシャーまるでなし。

真剣に勉強などするわけもなく、たまに大手予備校の講座に顔を出す程度。
顔を出せば飲み会。
空いてる時間はバイト三昧。

まあ、要するに暇でした。
遊ぶっていったって上京したてで友達も少ないし
こっちでできた友達は予備校生ばっかりなので誘いづらい。
バイト先はお母さん世代とおじさんばかり。
もうほんと暇なんです。時間を持て余してたんです。

じゃあゲームでもしますかね、ノートPCあるからPCゲームとか良さそう。
さっそくAmazonを探索。

おっとアダルトって何？興味津々。
18歳以上？18歳こえてますよ。買えちゃうよ。
でも幼児っぽい絵とか、ちょっと引くなー
おや、これは絵がキレイ。

……ボーイズラブ？

というわけで、暇を持て余していた私は「学園ヘヴン」に出会いました。
それは懐かしき男同士のくんずほぐれつの世界。
あのときめきよ、もう一度。
それをきっかけに、birdieに手を出し、王レベに手を出し、レヴューサイトを巡回し、
あれよあれよとホモゲーにはまっていきました。

しかし、なんとか無事に大学入学を果たすと
やれ飲み会だ男だサークルだ合宿だと、なんだかんだで忙しくなり、
大量にあったソフトも彼氏や友人に見られたら気まずいという理由で
1つ残らず泣く泣くソフマップに売り払いまして、
またしても約1年でフェードアウト。ヲタク人生第二部が終わったわけです。

学園ヘヴン

学園ヘヴン ～BOYS LOVE SCRAMBLE～

メーカー ： spray

ジャンル ： ADV （選択肢・MAP移動）　　　　ボイス  ： なし

シナリオ ： TAMAMI　　　原画 ： 氷栗優

内容 ： 学園ラブラブハイパー☆ボーイズラブアドベンチャー（公式より）
　　　　   はい、まさにそういった趣きです。
　　　　   全寮制のエリート男子校（超人学校に近い）に、
　　　　　なぜか招かれて入学することになった運が異常に強い主人公が
　　　　　男子校の超人達と仲良くなったり、学園MVPをかけてドタバタしたりします。

● 学園もの　　● 王道ストーリー　　● 攻略キャラ多め　　● 1ルートあたりのプレイ時間短め　　
● 脇カプ要素あり　　　　　　　　　　　 ● 受け7攻め2リバ1　

攻略対象 ： 10人　　　　　　　ED ： 27

☆ 後日談的なおまけシナリオあり。

ヲタク人生を振り返る

振り返ると私のヲタク人生の始まりは、中学２年生の頃。

環境的な要因もあり、男の友人ばかりいた私に
マンガやらゲームやらに詳しい女の子の友人ができました。
彼女はいつもハイテンション。
幼少時から徹底して無気力だった私は、彼女に導かれるままに
ヲタクの道に足を踏み入れました。

そして知った男同士のくんずほぐれつな世界。

やおいってやつです。
現実世界の男達とはまるで別物、でも女の子とも確実に違う
そっち系二次元の男達の不思議な魅力。
やることやってるのに、なぜかプラトニックっぽい切なさを放出し続ける
ちっとも現実味のない関係。それは素敵なファンタジー。
少女時代の私は、すっかり夢中になりました。

そして何より、同世代の女の子とがっつり話せるのが嬉しかったのです。

しかし、その後ヲタク趣味とは縁遠いタイプの女の子達と親しくなったり
部活が忙しかったり、
彼氏ができて甘酸っぱい活動に手を染めてみたりしているうちに、
件の女友達とは疎遠になってしまい、
めくるめく趣味の世界からもいつの間にかフェードアウト。
私のヲタク人生第一部は約1年という短さで幕を閉じました。