黒の十字架 ～per aspera～

黒の十字架 ~per aspera~

メーカー ：  フェレット（ていうかマリンハート）

ジャンル ： ADV （選択肢）　　　　ボイス  ： なし

シナリオ  ： つらら　　　　 原画  ： 桃花

内容 ： 都会で商売に成功し、数年ぶりに故郷に帰ってきた主人公。
　　　　  しかし故郷の村はかつての平和な姿とは一変、魔女狩りが激化していた。
　　　　  さらに、主人公の家族や親友が魔女狩りで捕らえられてしまう。
　　　　  ギリギリのところで一人逃げ延びた主人公は、捕らえられた愛する者達を救うために
　　　　  異端審問官を襲ってすりかわり、魔女裁判所へ潜入。
　　　　  商売で培った手練手管と、天性の変態っぷりを発揮して大暴れします。


● 総攻め　　● 中世～近世ドイツ　　● 拷問　　● 鬼畜・陵辱　　● 異物挿入　　● 強制自慰
● 多人数プレイ（男女3Pもあり）　　 ● スパンキング　　● 貞操帯　　● 羞恥プレイ　　● 鞭
● 近親　　● 幼馴染み　　● ショタ　　● 性別受け　　● 聖職者　　● モミアゲ

攻略対象 ： 6人　　　　　　　ED ： 19


☆ 要パッチ。
　  公式サイトが消滅しているので、りぺあ -Patch Library- からDLさせてもらいましょう。

☆ ルートによっては脇カプあり。とんでもシナリオ多数。

 

○ システム　　－　　マリンハート・クオリティ。表示速度の遅さが気になる。

・ 私のPCでは1/2の確率でインストールに失敗します。しかもインストールが異常に遅い。
　インストール後にディスクを入れても「ゲームを始める」を選べません。
　 完全なディスクレスプレイが可能なので問題ないですが、なんだか釈然としない。

・ バックログ機能あり、スキップ機能あり。スキップは既読判定あり。ただ、スピードは遅い。

・ どこでもセーブ＆ロード可能。クイックセーブ＆ロードもあり。
　データ選択画面にゲーム画面の画像あり。
   でも画像中の選択肢やメッセージの文字は小さくて判読不能。おしい。

・ 一日2回の行動選択と、キャラクターとの会話の中での選択肢で進めていきます。
   行動選択は主人公の朝のメッセージなどが変わらないので、やや退屈。

・ ギャラリー、シーン回想、サウンドモードあり。

・ 画面切り替えやキャラクターなどの表示速度が、やや遅い。



○ 絵　　　－　　拙くはあるが、無難な絵柄。脇キャラと背景は酷い。

・  最近のアニメなどにありがちな、無難な絵柄。　
　 青年は描けてますが、少年はやや幼女っぽい。老人は笑いを誘う仕上がり。

・ スチルの塗りは、にじんだ感じやキラキラしたフィルターがかかっているものが多い印象。

・ 体のデッサンと顔の崩れはたまにあるが、奇形レベルはないので、許容範囲内。
　 原画の雰囲気が微妙に2種類に分かれているような気がする。
　 原画さんは一人なんだが…描いた時期が違うのかもしれません。

・ 立ち絵のクオリティ低め。表情変化も数種類ありますが、やや不安定です。

・ 背景は酷い。同人または、それ以下のレベル。



○ シナリオ　　－　　とんでもプレイ豊富。ブッ飛んだBAD多数で、悲壮感はあまりなし。

・ 主人公視点。癖のない文章です。
　 エロ描写は直接的。けっこう生々しく多少エグい感じ。

・ 誤字の多さが目立ちます。チェックしてないだろ？と思うほど多い。

・ 普通のエロも少しはありますが、拷問や陵辱がメイン。
　とんでもプレイ多数。道具を使ったもの、痛そうなもの、多人数プレイや
　笑えるほどマニアックなものまで各種とり揃っております。

・ 攻略キャラが主人公以外の相手にヤられるシーンや描写が多いです。
　一部女性キャラが絡むEDもあり。苦手な人はご注意ください。

・ 性別受け（ちんこついてる以外はほとんど女の子）が攻略キャラの半数を占めてます。
　 ショタっ子2人、お姉ちゃん系1人。

・ 主人公総攻め。一見まともですが、なかなかの変態鬼畜キャラ。この最強っぷりは貴重。
　もちろんエロは大量。というか、ほとんどそればっかり。男性向けなノリです。

・ 陵辱や近親など暗い設定多数ですが、展開の唐突さやブッ飛んだBADエンドの多さ、
　 とんでもプレイやAV系の大袈裟な喘ぎっぷりなどのおかげで、悲壮感はあまりなし。

・ 意外と魔女狩りについてちゃんと調べてあります。しかし基本的にバカゲーです。



○ キャラクター（主人公＋攻略対象）

ヴォルフ　  ：  主人公。パッケージイラストの人。パッケージの2人は同一人物です。
（ヤーコプ）　 赤茶髪が変装前で、銀髪が変装後（ヤーコプ）。
　　　　　　　     総攻めな男前。商売で鍛えた手練手管と行動力が物凄い。
　　　　　　　　  自覚はあまりないようだが、なかなかの変態Sっぷり。でもモテモテ。

フランツ　   ：  ひとつ年上の幼馴染み。金髪の優しそうなお兄ちゃん。
　　　　　　       実際優しい性格。真面目で敬虔なキリスト教徒。医師として慕われている。
　　　　　　　　  新婚の妻がおり、彼女もヴォルフの幼馴染み。

ロタール　  ： 主人公の弟。ショタっ子1号。兄ちゃん大好き。明るく元気な少年。
　　　　 　　     見た目のわりにしっかりしていて、言葉遣いもちゃんと男の子。
　　　　　　　　 絵を描くのが得意で、けっこう賢いので子供達の中ではリーダー格っぽい。

ハインリヒ  ： 黒髪に黒い瞳、褐色の肌にインテリメガネのエリート司教。男前。
　　　　　　　    異常にストイックで潔癖。目的のためなら冷酷なことも平気でする。
　　　　　　　　 魔女狩りを推進し、クレメンスを盲目的に崇拝している。

クレメンス  ：  高貴な生まれの若き枢機卿。絵にも描けない美しさを持つ金髪美形。
 　　　　　　　   サラサラストレートな長髪で、見た目はほとんどお姉ちゃん。
　　　　　　　　 かなりのナルシストで、自覚はないが高慢。世間知らずで政治にも興味なし。

モーリッツ   ： ハインリヒの助祭。ショタ2号。ふわふわ天パで、見た目はほとんど女の子。
　　　　 　　      可愛らしい容姿と、素直で気弱な性格のせいでエロ司祭達の性玩具状態。
　　　　　　　　　態度はおどおどしているが、孤児出身なので意外と逞しい面もあり。

ヨーゼフ　　：  ガタイのいいモミアゲ。同じ人類とは思えないほどの立派なモミアゲ。
　　　　　　　　   よく見たら顎もわれている。魔女裁判所の刑吏（刑罰を執行する役人）。
　　　　　　　　　単純な性格ゆえに、己の欲望に忠実。金髪マニア。
 


○ 感想　　　　－　　　バカゲー好きにおすすめ。とんでもプレイとBADが楽しい。

シナリオは、唐突な展開とAV喘ぎにB級男性向けの匂いが濃厚に漂っていて
誤字の多さが気になるものの、魔女狩りの資料もそれなりに調べられているようですし、
意外と話の整合性も保たれています。
話を進めていくと各キャラの意外な面がガンガン出てくるので、それも面白い。
一部のGOODエンドには、けっこう萌えました。

バカゲーなノリのおかげで、陰惨な設定のわりに軽い感じでプレイできます。
故郷の村での生活、魔女裁判所に潜入、枢機卿のところまで出張
という3部構成で、わりとボリュームあり。
それでもサクサク進むので、1～2日でフルコンプ可能です。

地雷要素としては、ほぼ乱交状態なので脇カプや主人公以外のキャラとのエロ描写多数。
ショタ・性別受けが攻略キャラの半数を占めている。BADで女性キャラとのエロシーンあり。
近親ネタあり。ってあたりでしょうか。
痛いエロシーンや陵辱系が苦手なら、そもそもこのゲームを買おうとは思わないでしょうから
そのあたりは割愛。意外なことにスカトロはありません。

とんでもプレイの豊富さと、主人公総攻め、ブッ飛んだBADエンド群が売りという印象。
鬼畜陵辱エロてんこ盛り。このへんに期待して買えば損はないです。
特にBADは突き抜けていて、バカゲー好きにはたまりません。



お気に入りED ： ハーレムED　　 兄弟仲良しと迷ったけど、やはり男なら頂点を目指せ！

最萌えキャラ   ： ハインリヒ　　　  一番陵辱し甲斐があった。もっと個人調教したかったです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  GOODエンドにも萌えた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モーリッツの後半の暴れっぷりも捨てがたい。